2014年07月01日

臨床検査とは(3)

●臨床検査とは(3)


●臨床検査技師等に関する法律に記された検査

臨床検査の名を付した国家資格が臨床検査技師である。

臨床検査技師等に関する法律で臨床検査技師の資格が定められている。

医師又は歯科医師の指示の下に、次の検査を業として行うことができる資格である。

微生物学的検査、血清学的検査、血液学的検査、病理学的検査、寄生虫学的検査、生化学的検査、厚生労働省令で定める生理学的検査。

なお臨床検査技師の前身は衛生検査技師である。


昭和33年に衛生検査技師法が制定された。

それまでは医療に関する検査に従事する資格について法制化されていなかった。

1948年(昭和23年)の疑義照会(昭和23・8・12 医312)に被検査物の検査として、A 血液型の検査、B 血液検査、C 糞便検査(寄生虫のみ)、D 淋菌検査、E 梅毒反応検査の記載がある。

当時の検査の種類と現在の臨床検査の種類を比較するとき臨床検査の進化を理解することができる。



●臨床検査技師等に関する法律第2条の厚生労働省令で定める生理学的検査

生理学的検査は検査機器の発達に伴い、臨床検査技師が行うことができる生理学的検査は増加しており、現在次のものが記載されている(平成20年)。

心電図検査、心音図検査、脳波検査、筋電図検査、基礎代謝検査、呼吸機能検査、脈波検査、熱画像検査、眼振電図検査、重心動揺計検査、超音波検査、磁気共鳴画像検査、眼底写真検査、毛細血管抵抗検査、経皮的血液ガス分圧検査、聴力検査が記されている(一部除外あり)。

このうち磁気共鳴画像検査は診療報酬では画像診断の項に分類されている。

骨塩定量検査の一部は超音波検査等に分類されているが、x-rayでの撮影像を測定するものである。

臨床検査技師の業務範囲が測定・解析であった時代から、検査専門職として所見記載も行うようになってきた。

記載された所見から医師が診断を行い、治療等に結びつけるのである。


●衛生検査所指導要領に記された検査

臨床検査技師等に関する法律で登録衛生検査所が規定されている。

衛生検査所が受託できる、すなわち医療機関から見ると外注できる検査が定義されている。

なお衛生検査所は人体から排出され、または採取された検体について検査(いわゆる検体検査)を業として行う場所である。

登録衛生検査所に外注できる検体検査は微生物学的検査、血清学的検査、血液学的検査、病理学的検査、寄生虫学的検査、生化学的検査である。

posted by ホーライ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査の基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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