2014年07月27日

上昇すると糖尿病、肥満症、肝障害が疑われる。 この臨床検査項目は?

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■4)臨床検査項目     (S267)   
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問題1.次の説明に該当するのは?

上昇すると糖尿病、肥満症、肝障害が疑われる。


(1)中性脂肪  (2)ビリルビン






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)中性脂肪


【参考】

(2)ビリルビン

上昇すると黄疸、肝炎、溶血性貧血が疑われる。




問題2.次の説明に該当するのは?

膵外分泌機能障害を伴う疾患で低値になる。

(1)アミラーゼ  (2)アスペルギルス





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)アミラーゼ 


【参考】

(2)アスペルギルス

自然界に広く分布する真菌アスペルギルス属に対する診断に有用。




問題3.次の説明に該当するのは?

肝臓で合成される血中の主たる輸送体蛋白。
栄養状態の悪化や肝障害の程度を反映して低下する。

(1)Alb   (2)ALT






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)Alb =アルブミン


【参考】

(2)ALT =alanine aminotransferase (GPT)

肝細胞の破壊に伴い血中に逸脱する酵素。
AST(GOT)よりも肝に特異性が高く、肝炎の病勢指標に用いられる。
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2014年07月21日

ASTとは?

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■4)臨床検査項目     (S265)   
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問題1.次の説明に該当するのは?

代表的な肝機能の指標。肝細胞障害で血中に逸脱するが、骨格筋、心筋、赤血球などの破壊でも上昇をみる。


(1)AST  (2)アンジオテンシンI転換酵素遺伝子






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)AST =asparate aminotransferase


【参考】

(2)アンジオテンシンI転換酵素遺伝子

アンジオテンシンIをIIに変換する酵素。
サルコイドーシスで高値になる。

*サルコイドーシス (英: sarcoidosis) とは、原因不明の類上皮非乾酪性 肉芽腫 を認める疾患である。




問題2.次の説明に該当するのは?

肝臓で合成される血中の主たる輸送体蛋白。
栄養状態の悪化や肝障害の程度を反映して低下する。

(1)アデノ 1型   (2)Alb






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   正解
」」」」」」」」」」

(2)Alb = アルブミン



【参考】

(1)アデノ 1型

結膜炎、下痢症等を引き起こすウイルス。
40以上の型が存在し、多彩な臨床病型を示す。




問題3.次の説明に該当するのは?

ゲンタマイシン耐性緑膿菌等に効く抗生剤。
血中濃度測定で腎毒性、聴神経障害を予防。

(1)アミカシン   (2)テトラサイクリン






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   正解
」」」」」」」」」」

(1)アミカシン (アミノグリコシド系抗生物質)


【参考】

(2)テトラサイクリン

テトラサイクリン系抗生物質

商品名アクロマイシン等
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2014年07月16日

KL-6 とは?

問題1.次の説明に該当するのは?

間質性肺炎で血中に上昇するマーカー。
II型肺胞上皮細胞に由来する糖蛋白。


(1)KL-6     (2) L-ドーパ







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   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)KL-6

【参考】

L-ドーパ

脳内でドーパミンに転換され、パーキンソン病の症状を改善する薬剤。
血中濃度測定で過剰投与を予防。





問題2.次の説明に該当するのは?

下垂体前葉より分泌されるゴナドトロピン。
女性では年令と性周期で大きく変動。


(1)エストロゲン  (2)LH(黄体形成ホルモン)






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   答え
」」」」」」」」」」」」


(2)LH(黄体形成ホルモン)


【参考】

(1)エストロゲン

ステロイドホルモンの一種。
一般に卵胞ホルモン、または女性ホルモンとも呼ばれる。







問題3.次の説明に該当するのは?

ほとんどの組織や臓器に分布する酵素。
貧血、炎症、腫瘍など汎用的なスクリーニング検査として用いられる。


(1)LD(LDH, 乳酸脱水素酵素)   (2)LAP(ロイシンアミノペプチダーゼ)







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   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)LD(LDH, 乳酸脱水素酵素) 


【参考】

(2)LAP(ロイシンアミノペプチダーゼ)

さまざまな臓器や胆汁中に広く分布する加水分解酵素。
黄疸の鑑別や肝・胆道系疾患の診断、経過観察などに用いられる。





問題4.次の説明に該当するのは?

リポ蛋白粒子に含まれるコレステロール。
俗に「悪玉コレステロール」と呼ばれ、高値は冠動脈疾患の危険因子。


(1)LDL-コレステロール(LDL-Cho)  

(2)HDL-コレステロール(LDL-Cho)





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   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)LDL-コレステロール(LDL-Cho) 

low-density lipoprotein


【参考】

(2)HDL-コレステロール(LDL-Cho)

high-density lipoprotein

HDLというリポ蛋白の粒子に含まれるコレステロール。
一般に善玉コレステロールと呼ばれ、低値は動脈硬化の危険因子。




問題5.次の説明に該当するのは?

微生物の発育を阻止するのに必要な抗菌薬の最小濃度。
値が小さいほど抗菌力が大。

(1)Mg  (2)MIC測定









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   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)MIC測定

(最小発育阻止濃度)


【参考】

(1)Mg = マグネシウム

種々の酵素の補助因子として作用し、生体代謝調節に重要な役割を担う必須微量金属。







問題6.次の説明に該当するのは?

貧血、多血症の診断に用いられる基本的な検査。

(1)m-AST     (2)MCV







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   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)MCV

MCV=平均赤血球容積


【参考】

(1)m-AST = ミトコンドリア由来のAST

通常のASTと異なり、壊死を伴う肝細胞障害があると初めて血中で上昇する。

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2014年07月13日

白血病などの血液疾患や炎症性疾患の診断・経過観察に用いられるスクリーニング検査。

問題1.次の説明に該当するのは?

白血病などの血液疾患や炎症性疾患の診断・経過観察に用いられるスクリーニング検査。


(1)ZTT  (2)WBC






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)WBC =白血球


【参考】

(1)ZTT = zinc sulfate turbidity test = 硫酸亜鉛試験

肝障害を見るための代表的な血清膠質反応。
IgG、IgM濃度と相関し、慢性肝障害や多発性骨髄腫で高値に。




問題2.次の説明に該当するのは?

代表的な必須微量金属。欠乏すると皮膚炎や味覚障害をきたす。
中心静脈栄養・経腸栄養に伴う亜鉛欠乏症の診断に重要。

(1)Zn   (2)K






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   正解
」」」」」」」」」」

(1)Zn = 亜鉛

【参考】

(2)K = カリウム

異常高値の場合には心室細動から心停止を起こす。
血球内に多く含まれるため溶血による見かけ上の高値に注意。




問題3.次の説明に該当するのは?

人体に吸収されビタミンAとなる。

(1)δ-アミノレブリン酸   (2)β-カロチン






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)β-カロチン


【参考】

(1)δ-アミノレブリン酸 

ポルフォビリノーゲンの前駆物質。
ポルフィリン症の鑑別診断、および鉛中毒のスクリーニングに用いる検査。


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2014年07月11日

C反応性蛋白(CRP)とは?

問題1.次の説明に該当するのは?

代表的な急性相反応物質。炎症性疾患や体内組織の崩壊が
ある場合に血中で増加し、炎症マーカーとして用いられる。

(1)ChE      (2)C反応性蛋白(CRP)







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   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)C反応性蛋白(CRP)


【参考】

(1)ChE = コリンエステラーゼ

コリンエステルをコリンと有機酸に加水分解する酵素。
主に肝疾患により低下し、有機リン剤による中毒でも低値をとる。







問題2.次の説明に該当するのは?

骨格筋や心筋の崩壊を反映して上昇する酵素。
急性心筋梗塞や多発性筋炎で上昇。


(1)CK     (2)CA15-3







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   答え
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(1)CK = CPK, クレアチンキナーゼ


【参考】

(2)CA15-3 = 乳癌の再発・転移のモニタリングに有用な血中腫瘍マーカー。





問題3.次の説明に該当するのは?


主に卵巣癌に有効な血中腫瘍マーカー。
子宮内膜症と子宮筋腫の鑑別にも用いられる。

(1)CA125    (2)Cr







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   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)CA125

【参考】

(2)Cr = クロム

欠乏により脂質や蛋白代謝系に障害を生じる微量必須金属。








問題4.次の説明に該当するのは?

肝でグルクロン酸抱合を受けたビリルビン。
総ビリルビンとともに、肝疾患の診断、黄疸の鑑別などに重要な検査。


(1)DHT    (2)D-BIL





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   答え
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(2)D-BIL = 直接ビリルビン


【参考】

(1)DHT= 5α-ジハイドロテストステロン 

最も活性の強い男性ホルモンであるテストステロンの
代謝産物。
テストステロンとの同時測定で5α-reductase欠損症を診断。





問題5.次の説明に該当するのは?

骨基質の代謝産物。
骨量減少をきたす代謝性疾患や癌の骨転移で尿中濃度が上昇。



(1)EPO   (2)Dpyr









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   答え
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(2)Dpyr = デオキシピリジノリン


【参考】

(1)EPO = エリスロポエチン

腎臓から分泌される造血ホルモン。
腎性貧血の診断や、多血症の鑑別のために測定される。


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2014年07月09日

臨床検査の種類・検査項目

●臨床検査の種類・検査項目

基本身体検査

基本身体検査(きほんしんたいけんさ、Basic Physical Examination)は、医師の五感を通して行われる聴打診などの事。

1.視診

2.聴診

3.触診

4.打診


●一般検査

末梢血塗沫標本検査

血算 - 血液を構成する血球の比率や性状

赤血球数 : 網状赤血球 - 赤血球指数(平均赤血球容積(MCV) - 平均赤血球血色素量(MCH) - 平均赤血球血色素濃度(MCHC))

血色素 : ヘマトクリット - ヘモグロビン

白血球数 - 血小板数


赤血球沈降速度(ESR)

血漿浸透圧



●生化学検査


血清生化学検査 - 血清中に溶存している各種物質の濃度を測定

炎症反応: CRP

血液 : 血清鉄 - 貯蔵鉄 - フェリチン - 総鉄結合能(TIBC) - 不飽和鉄結合能(UIBC)

肝機能・胆道系: AST(GOT) - ALT(GPT) - LDH - ChE - γ-GTP - T-Bil - D-Bil - ALP - TP - アルブミン(Alb) - TTT - ZTT - A/G比 - LAP

筋肉: CK(CPK)

骨: P

膵 : アミラーゼ(Amy)

腎機能 : 尿酸(UA) - 尿素窒素(BUN,UN)

- ナトリウム(Na) - カリウム(K) - クロール(塩素)(Cl) - カルシウム(Ca) - クレアチニン(Cr)

生活習慣病関連: GLU - グリコヘモグロビン(HbA1/HbA1c) - 総コレステロール(T-Cho、TC) -

中性脂肪(TG) - LDL-C、HDL-C(HDL - LDL - VLDL - カイロミクロン)

- FRA

- 総蛋白(TP)


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2014年07月07日

腫瘍壊死作用をもつサイトカイン。炎症反応のメディエーターの一つ。 って、何?

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■4)臨床検査項目     (S263)   
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問題1.次の説明に該当するのは?

原発性・続発性高コレステロール血症のスクリーニング検査等で
行われる。


(1)TTT  (2)T-Cho






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)T-Cho

total cholesterol


【参考】

(1)TTT

(チモール混濁反応)
thymol turbidity test


ZTTと並び、代表的な血清膠質反応による肝機能検査。
IgM濃度とよく相関し、A型肝炎や慢性肝疾患で高値に。





問題2.次の説明に該当するのは?

腫瘍壊死作用をもつサイトカイン。炎症反応のメディエーターの一つ。

(1)TNF-α   (2)TSH






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   正解
」」」」」」」」」」

(1)TNF-α

tumor necrosis factor-α



【参考】

(2)TSH

甲状腺刺激ホルモン
thyroid-stimulating hormone

下垂体前葉から分泌され、甲状腺ホルモンの分泌を刺激する糖蛋白。
甲状腺に異常がある場合、まず第一に測定される。





問題3.次の説明に該当するのは?

臓器特異性が低く、さまざまな癌において高値となる。
癌の増殖活性を反映するため、治療経過の把握に有用な指標。

(1)ATLA抗体   (2)TPA





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   正解
」」」」」」」」」」

(2)TPA

組織ポリペプチド抗原
tissue polypeptide antigen


【参考】

(1)ATLA抗体
(HTLV-I抗体)

成人T細胞白血病の原因ウイルスに対する抗体を検出。
感染のスクリーニングと確認のための検査。


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2014年07月03日

臨床検査とは(4)

●臨床検査とは(4)


●臨床検査の質と検体検査精度管理

臨床検査に求められるのは、正しく迅速に検査が行われ、検査の結果が医師による診断と治療に役立つことである。

臨床検査の質は測定前、測定、測定後の全体で決まることが多い。


測定前:患者の問診や診察を通して医師が目的に応じた検査を選択する。

検査費用負担も考慮し最適な検査が選択される。

検査の選択は医師の判断に委ねられる。

患者にとっては、まずは面接が充分で身体異常が見落されていないか、つぎに検査選択が適切か、さらには検査の良し悪し等が気になるところである。



測定:検体検査では、たとえば血液中の物質の測定が行われ、物質の量(数字で表現)やプラス・マイナスが検査結果となる。

数字の再現性(ばらつきのなさ)や正確性(変化や病変を正しくあらわしていること)が検体検査の精度である。

一般的には検査には間違いがないものと期待されているが、実際には検査結果がばらついたり、まれには別の検査結果や臨床所見と合わず再検査に至ることもある。

超音波検査では検査手技の良さが重要である。



測定後:また測定結果を読み解く技能も重要である。

異常なしか様子見かさらなる精密検査かなどは医師の判断に委ねられる。

検査工程のうち、測定は臨床検査技師等が行うことが多いのであるが測定前と測定後は医師が重要な役割を担っている。

臨床検査専門医は臨床検査全体に通じた医師の専門職である。

2008年4月からは臨床検査科は標榜診療科となっている。



●検体検査精度管理

検体検査の精度管理は信頼にたる精度の検査結果を得るために行われる。

検体を外部の登録衛生検査所に委託するとき、委託先が守るべき管理の体系でもある。

検査精度を確認するための手法は、再測定が基本であるが、物質量がわかっている検体の測定、別の検査方法との相関、他施設結果との比較などを組み合わせる。

精度が不十分である場合は機器調整や試薬の検証などが行われる。

壊れた体重計やはじめからずれた体重計では正確な体重は量れないということをイメージすればよい。

痩せたはずなのに重ければもう一度計る。10kgの米袋を計って8kgであればその体重計が壊れているのではないか。修理して計りなおすか、他の体重計で計りなおす。

体重測定を例に説明するとこのようなものが検体検査精度管理の内容である。


検体検査においてコンピュータシステムの導入が盛んである。

システム化前は検体の取り間違い・測定操作手違い・結果数値読み違いなど人為的エラーが起こりえたので測定手順書作成や過誤検出の仕組み構築が精度管理の中心であった。

患者リストバンドや試験管ラベルのバーコードは検体検査のシステム化に役立っている。

最近はシステム化により測定や検体取扱いに関するヒューマンエラーはほぼ撲滅されたといえる。
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2014年07月01日

臨床検査とは(3)

●臨床検査とは(3)


●臨床検査技師等に関する法律に記された検査

臨床検査の名を付した国家資格が臨床検査技師である。

臨床検査技師等に関する法律で臨床検査技師の資格が定められている。

医師又は歯科医師の指示の下に、次の検査を業として行うことができる資格である。

微生物学的検査、血清学的検査、血液学的検査、病理学的検査、寄生虫学的検査、生化学的検査、厚生労働省令で定める生理学的検査。

なお臨床検査技師の前身は衛生検査技師である。


昭和33年に衛生検査技師法が制定された。

それまでは医療に関する検査に従事する資格について法制化されていなかった。

1948年(昭和23年)の疑義照会(昭和23・8・12 医312)に被検査物の検査として、A 血液型の検査、B 血液検査、C 糞便検査(寄生虫のみ)、D 淋菌検査、E 梅毒反応検査の記載がある。

当時の検査の種類と現在の臨床検査の種類を比較するとき臨床検査の進化を理解することができる。



●臨床検査技師等に関する法律第2条の厚生労働省令で定める生理学的検査

生理学的検査は検査機器の発達に伴い、臨床検査技師が行うことができる生理学的検査は増加しており、現在次のものが記載されている(平成20年)。

心電図検査、心音図検査、脳波検査、筋電図検査、基礎代謝検査、呼吸機能検査、脈波検査、熱画像検査、眼振電図検査、重心動揺計検査、超音波検査、磁気共鳴画像検査、眼底写真検査、毛細血管抵抗検査、経皮的血液ガス分圧検査、聴力検査が記されている(一部除外あり)。

このうち磁気共鳴画像検査は診療報酬では画像診断の項に分類されている。

骨塩定量検査の一部は超音波検査等に分類されているが、x-rayでの撮影像を測定するものである。

臨床検査技師の業務範囲が測定・解析であった時代から、検査専門職として所見記載も行うようになってきた。

記載された所見から医師が診断を行い、治療等に結びつけるのである。


●衛生検査所指導要領に記された検査

臨床検査技師等に関する法律で登録衛生検査所が規定されている。

衛生検査所が受託できる、すなわち医療機関から見ると外注できる検査が定義されている。

なお衛生検査所は人体から排出され、または採取された検体について検査(いわゆる検体検査)を業として行う場所である。

登録衛生検査所に外注できる検体検査は微生物学的検査、血清学的検査、血液学的検査、病理学的検査、寄生虫学的検査、生化学的検査である。

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