2014年06月29日

●臨床検査とは(2)

●臨床検査の精度

1970年代、米国の疾病対策センター(CDC)が米国の検査室で発生したミスの調査結果を発表したことがあり、それによると検査ミスは全体の1/4以上もあった。

細菌検査 10〜40 %のミス

臨床生理検査 30〜50%のミス

血液型検査 12〜18%のミス

血液検査(ヘモグロビン・血清電解質の検査) 20〜30%のミス


臨床検査データの精度があまりに低いので、メンデルソンは臨床検査というのは「占いの儀式」だと形容してみせた。

しかもこの数字はあくまで米国で最高レベルの検査室のものであったので、中程度以下の、質の低い検査室はもっと頻繁にミスをしていたと考えられ、米国全体での数字はもっとひどいものだったと考えられる。

医者は「念のために詳しく診ておきますから検査を受けてください」と患者にしつこくすすめる。

患者は検査をすることによる健康リスクを犯したうえに(侵襲を受け、健康を損なうリスクがつきまとう)、お金を余分に出費させられることになる。

何か奇跡のようなことが起きて、たまたま検査で正確なデータが得られたとしても、それを医者が誤診してしまう可能性がかなりあるとメンデルソンは指摘した。



●臨床検査の分類

病気の有無や診断を目的に行われる検査が臨床検査である。

問診(医療面接)や視診・聴診・打診・バイタルサイン(体温・脈拍・血圧・呼吸数など)・身長体重測定・腹囲計測なども広い意味では検査ではあるが、一般的には検体検査・生体検査などが臨床検査と理解されている。

画像診断や病理診断も臨床検査に含まれることがある。


健康診断、学校検診、職場検診、医療機関外来での検査、病気かどうかを調べる検査、病名を決めるための検査、病気の程度を調べる検査、治療方法を決定するための検査、治療効果や再発を調べるための検査などさまざまな検査が含まれる。


●診療報酬における検査

保険医療機関等では医療費の内容の分かる領収証が発行される。

領収証の検査の欄には診療報酬で定義された臨床検査の点数が表示されている。

医科診療報酬では検体検査料、生体検査料、診断穿刺・検体採取料、薬剤料、特定保険医療材料料等から算出された点数である。

検体検査には尿・糞便検査、血液学的検査、生化学検査、免疫学的検査、微生物学的検査等が含まれている。

生体検査には呼吸循環機能検査、超音波検査、監視装置による諸検査、脳波検査、神経・筋検査、耳鼻咽喉科学的検査、眼科学的検査、皮膚科学的検査、臨床心理・神経心理検査、負荷試験等、ラジオアイソトープを用いた検査、内視鏡検査等が含まれている。

なお病理学的検査は2008年4月の改定で、検査の項から病理診断の項に移っている。

posted by ホーライ at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査の基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月28日

PSAとは?

問題1.次の説明に該当するのは?

前立腺癌で著明に増加。前立腺肥大でも上昇するが、10.0ng/mlを越える場合には前立腺癌を強く疑う。


(1)PSA  (2)PG(ペプシノゲン)






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)PSA

prostate-specific antigen


【参考】

PG(ペプシノゲン)

消化性潰瘍や胃癌の危険予知マーカー。

胃癌のスクリーニング、慢性萎縮性胃炎の診断や胃液分泌状態の把握に用いられる。





問題2.次の説明に該当するのは?

蛍光色素キナクリンによる染色体の検査法。

特にY染色体の構造異常・変異に関する分析に有用。

(1)Qバンド分染法   (2)RBC






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)Qバンド分染法 【血液疾患染色体検査】

chromosome analysis by quinacrine banding



【参考】

RBC 赤血球数
red blood cell counts (erythrocyte counts)

貧血、多血症の診断に用いられる基本的な検査。





問題3.次の説明に該当するのは?

比較的新しい炎症マーカー。

CRPがあまり変動しないウイルス感染、SLE、腎移植後の拒絶反応でも上昇。

(1)TP   (2)アミロイドA(SAA)





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)アミロイドA(SAA)


【参考】

TP(総蛋白)

栄養状態と肝・腎機能の指標。

肝硬変やネフローゼによる低蛋白血症で低下し、脱水や多発性骨髄腫などで上昇。








問題4.次の説明に該当するのは?

ヘモグロビンやポルフィリン体の分解産物。

総ビリルビンとその分画は、肝疾患の診断、黄疸の鑑別に有用。


(1)T-BIL (2)TL





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)T-BIL (総ビリルビン)


【参考】

(2)TL = 総脂質





問題5.次の説明に該当するのは?

基礎代謝を高める甲状腺ホルモンの一種。

(1)TG   (2)総サイロキシン(T4)





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)総サイロキシン(T4)

基礎代謝を高める甲状腺ホルモンの一種。

T4からT3に代謝されるが、活性はT3の方が強い。


【参考】

(1)TG  =中性脂肪

動脈硬化の危険因子。

食後は高値になるため、採血は空腹時に行う。

posted by ホーライ at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PSAとは?

問題1.次の説明に該当するのは?

前立腺癌で著明に増加。前立腺肥大でも上昇するが、10.0ng/mlを越える場合には前立腺癌を強く疑う。


(1)PSA  (2)PG(ペプシノゲン)






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)PSA

prostate-specific antigen


【参考】

PG(ペプシノゲン)

消化性潰瘍や胃癌の危険予知マーカー。

胃癌のスクリーニング、慢性萎縮性胃炎の診断や胃液分泌状態の把握に用いられる。





問題2.次の説明に該当するのは?

蛍光色素キナクリンによる染色体の検査法。

特にY染色体の構造異常・変異に関する分析に有用。

(1)Qバンド分染法   (2)RBC






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)Qバンド分染法 【血液疾患染色体検査】

chromosome analysis by quinacrine banding



【参考】

RBC 赤血球数
red blood cell counts (erythrocyte counts)

貧血、多血症の診断に用いられる基本的な検査。





問題3.次の説明に該当するのは?

比較的新しい炎症マーカー。

CRPがあまり変動しないウイルス感染、SLE、腎移植後の拒絶反応でも上昇。

(1)TP   (2)アミロイドA(SAA)





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)アミロイドA(SAA)


【参考】

TP(総蛋白)

栄養状態と肝・腎機能の指標。

肝硬変やネフローゼによる低蛋白血症で低下し、脱水や多発性骨髄腫などで上昇。








問題4.次の説明に該当するのは?

ヘモグロビンやポルフィリン体の分解産物。

総ビリルビンとその分画は、肝疾患の診断、黄疸の鑑別に有用。


(1)T-BIL (2)TL





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)T-BIL (総ビリルビン)


【参考】

(2)TL = 総脂質





問題5.次の説明に該当するのは?

基礎代謝を高める甲状腺ホルモンの一種。

(1)TG   (2)総サイロキシン(T4)





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)総サイロキシン(T4)

基礎代謝を高める甲状腺ホルモンの一種。

T4からT3に代謝されるが、活性はT3の方が強い。


【参考】

(1)TG  =中性脂肪

動脈硬化の危険因子。

食後は高値になるため、採血は空腹時に行う。

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2014年06月27日

臨床検査とは(1)

●臨床検査とは(1)

臨床検査 (りんしょうけんさ) とは、診療目的で行われる患者、傷病の状態を評価するための検査である。

症候学では補助診断(ほじょしんだん)と呼ぶこともあり、これは問診と一般診察こそが病態把握に最も重要であるとの考え方に基づくものである。

一方、糖尿病の長期コントロールなどのように検査値が最も大きな意味を持っている場合もあり、一概に診察が検査に勝ると言えるわけではない。

また、生活習慣病を自覚症状のない間に発見し早期治療を行うためにも重要である。



また医師などの医療関係者は、必ずしも患者のためだけではなく、病院の収益を増やすためにもしきりに検査を患者に勧めるが、患者からすると受けるとなると検査の費用を負担せねばならず、また項目によっては、患者の健康を害する(侵襲する)場合がある。

そのため一旦、医療関係者の言葉は言葉として距離を置いて、冷静に検査の真の必要性、リスク、コストを勘案して、検査の適応、受けるべきか、それとも止めておくべきか、を判断する必要がある。



●臨床検査の原理

臨床検査で診断を行う場合には、臨床検査によってその患者が実際に傷病である確率を高めたり低めたりする。

確率の推定にはベイズ推定を用いる。

ベイズ推定における事前確率は、臨床検査の場合は検査前確率と言い、ベイズ推定における事後確率は、臨床検査の場合は検査後確率と言う。

また、疑っている傷病である人が検査で陽性と出る確率を感度と言い、 疑っている傷病でない人が検査で陰性と出る確率は特異度と言う。

ROC参照。 検査前確率は、臨床検査の場合は有病率として調査しておき、感度や特異度は各検査毎に研究しておくことで、検査後確率を推定できる。


例 :

エイズの疑いでヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の迅速診断キットを用いて感染の有無を調べる場合。

患者の症状などから予想されるHIV感染症の有病率を検査前確率として、HIV感染症迅速診断キットの感度や特異度を研究しておく。

HIV感染症疑いの人が100人居たとして、その内実際にHIV感染症の人が80人居たとすると、検査前確率は80%となる。

ここで、HIV感染症迅速診断キットの感度が90%だとすると、HIV感染症患者80人中で検査が陽性になる人は(80×0.9=)72人であり、HIV感染症患者80人中で検査が陰性になる人は(80×0.1=)8人となる。

一方、HIV感染症迅速診断キットの特異度が70%だとすると、HIV感染でない20人中で検査が陰性になる人は(20×0.7=)14人であり、HIV感染でない20人中で検査が陽性になる人は(20×0.3=)6人となる。

すると、検査で陽性となるのは(72+6=)78人であり、その内実際にHIV感染症である患者は72人となる。

従って、検査後確率は72÷78で92%になる。

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2014年06月26日

筋肉内でクレアチンから産生される非蛋白性の窒素化合物とは?

問題2.次の説明文に該当する項目は?

筋肉内でクレアチンから産生される非蛋白性の窒素化合物。
食事など外的因子の影響を受けない腎機能の優れた指標。

(1)カルシトニン

(2)クレアチニン(CRE)







」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)クレアチニン(CRE)

【参考】

(1)カルシトニン 

甲状腺から分泌されるペプチドで、血中カルシウム濃度を低下させる作用がある。
甲状腺髄様癌にて高値。
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2014年06月22日

血液中に含まれる尿素窒素とは?

問題1.次の説明文に該当する項目は?

血液中に含まれる尿素窒素。腎機能の指標として広く利用され、
腎不全、熱傷、消化管出血や高蛋白食摂取で上昇。

(1)尿素窒素(UN)

(2)hANP




」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)尿素窒素(UN)


【参考】

(2)hANP = ヒト心房性Na利尿ポリペプチド


posted by ホーライ at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

貧血、多血症の診断に用いられる基本的な検査。

問題1.次の説明に該当するのは?

貧血、多血症の診断に用いられる基本的な検査。


(1)MCHC  (2)M-CSF






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)MCHC 

平均赤血球血色素濃度(MCHC)
Mean Corpuscular Hemoglobin Concentration


【参考】

マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)
macrophage-colony stimulating factor

単球の産生刺激を介して、好中球、血小板の産生も促進す
るサイトカイン。

妊娠の成立や骨代謝、コレステロール代謝にも関与。






問題2.次の説明に該当するのは?

細胞外液中の陽イオンの主体。主要な浸透圧活性物質。

(1)Na    (2)K






」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)Na ナトリウム

【参考】

K カリウム

異常高値の場合には心室細動から心停止を起こす。
血球内に多く含まれるため溶血による見かけ上の高値に注意。






問題3.次の説明に該当するのは?

劇症肝炎・肝硬変にともなう肝性昏睡の病態把握に必須の検査。


(1)NH3(血中アンモニア)   (2)PT(プロトロンビン時間)





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)NH3(血中アンモニア) 


【参考】

PT(プロトロンビン時間)

外因系の凝固活性を総合的に判定するスクリーニング検査。
肝不全、凝固因子欠乏症で遅延し、血栓性静脈炎で短縮する。








問題4.次の説明に該当するのは?

昇圧作用をもつアンジオテンシンIを生成する蛋白質。
産生されたアンジオテンシンIの量からレニンの動態把握を行う検査。


(1)PTH-intact(副甲状腺ホルモンintact) 

(2)PRA(血漿レニン活性)





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)PRA(血漿レニン活性)

【参考】

PTH-intact(副甲状腺ホルモンintact) 

血中カルシウム濃度を上昇させるホルモン。
副甲状腺疾患や骨疾患の鑑別に用いられる。




問題5.次の説明に該当するのは?

止血機構の中心を担う血球成分。
自己抗体やDICなどによる消費の亢進、骨髄疾患や肝硬変で減少をみる。

(1)PLT   (2)RBC




」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)PLT=血小板数


【参考】

(2)RBC =赤血球

posted by ホーライ at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月19日

次の説明文に該当する項目は?「骨代謝だけではなく筋収縮、血液凝固にも必須な物質。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■臨床検査項目
■     
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


問題1.次の説明文に該当する項目は?

骨代謝だけではなく筋収縮、血液凝固にも必須な物質。
PTH、ビタミンD、カルシトニン等が血中濃度を厳密にコントロール。

(1)塩素

(2)カルシウム




」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)カルシウム







問題2.次の説明文に該当する項目は?

消化管の悪性腫瘍を中心に、もっとも汎用的に用いられる血中腫瘍マーカー。

(1)CEA

(2)CRP



」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)CEA = carcinoembryonic antigen (癌胎児性抗原)

【参考】

(2)CRP =C-reactive protein, qualitative

代表的な急性相反応物質。
炎症性疾患や体内組織の崩壊がある場合に血中で増加し、炎症マーカーとして用いられる。


posted by ホーライ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月15日

次の説明に該当するのは?「間質性肺炎で血中に上昇するマーカー。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4)臨床検査項目     (S258)   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

問題1.次の説明に該当するのは?

間質性肺炎で血中に上昇するマーカー。
II型肺胞上皮細胞に由来する糖蛋白。


(1)KL-6     (2) L-ドーパ







」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)KL-6

【参考】

L-ドーパ

脳内でドーパミンに転換され、パーキンソン病の症状を改善する薬剤。
血中濃度測定で過剰投与を予防。





問題2.次の説明に該当するのは?

下垂体前葉より分泌されるゴナドトロピン。
女性では年令と性周期で大きく変動。


(1)エストロゲン  (2)LH(黄体形成ホルモン)






」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」


(2)LH(黄体形成ホルモン)


【参考】

(1)エストロゲン

ステロイドホルモンの一種。
一般に卵胞ホルモン、または女性ホルモンとも呼ばれる。







問題3.次の説明に該当するのは?

ほとんどの組織や臓器に分布する酵素。
貧血、炎症、腫瘍など汎用的なスクリーニング検査として用いられる。


(1)LD(LDH, 乳酸脱水素酵素)   (2)LAP(ロイシンアミノペプチダーゼ)







」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)LD(LDH, 乳酸脱水素酵素) 


【参考】

(2)LAP(ロイシンアミノペプチダーゼ)

さまざまな臓器や胆汁中に広く分布する加水分解酵素。
黄疸の鑑別や肝・胆道系疾患の診断、経過観察などに用いられる。





問題4.次の説明に該当するのは?

リポ蛋白粒子に含まれるコレステロール。
俗に「悪玉コレステロール」と呼ばれ、高値は冠動脈疾患の危険因子。


(1)LDL-コレステロール(LDL-Cho)  

(2)HDL-コレステロール(LDL-Cho)





」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)LDL-コレステロール(LDL-Cho) 

low-density lipoprotein


【参考】

(2)HDL-コレステロール(LDL-Cho)

high-density lipoprotein

HDLというリポ蛋白の粒子に含まれるコレステロール。
一般に善玉コレステロールと呼ばれ、低値は動脈硬化の危険因子。




問題5.次の説明に該当するのは?

微生物の発育を阻止するのに必要な抗菌薬の最小濃度。
値が小さいほど抗菌力が大。

(1)Mg  (2)MIC測定









」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)MIC測定

(最小発育阻止濃度)


【参考】

(1)Mg = マグネシウム

種々の酵素の補助因子として作用し、生体代謝調節に重要な役割を担う必須微量金属。







問題6.次の説明に該当するのは?

貧血、多血症の診断に用いられる基本的な検査。

(1)m-AST     (2)MCV







」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)MCV

MCV=平均赤血球容積


【参考】

(1)m-AST = ミトコンドリア由来のAST

通常のASTと異なり、壊死を伴う肝細胞障害があると初めて血中で上昇する。

posted by ホーライ at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月14日

次の説明に該当するのは?「主として心房で合成・貯蔵され血中に分泌されるホルモン。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■臨床検査項目
■     
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

問題1.次の説明に該当するのは?

主として心房で合成・貯蔵され血中に分泌されるホルモン。

各種心疾患および腎疾患で重症度に並行して高値となる。


(1)hANP(ヒト心房性Na利尿ポリペプチド)     (2)HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)







」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)hANP(ヒト心房性Na利尿ポリペプチド)

【参考】

(2)HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)

胎盤絨毛細胞から分泌される性腺刺激ホルモン。
妊娠の診断や絨毛性疾患の管理などに用いられる。






問題2.次の説明に該当するのは?

糖が非酵素的に結合したヘモグロビン。
糖尿病患者における過去1〜3カ月の長期血糖コントロールの指標。


(1)HbA1C(ヘモグロビンA1C)     (2)Ht(ヘマトクリット)






」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」


(1)HbA1C(ヘモグロビンA1C) 


【参考】

(2)Ht(ヘマトクリット)

血液中に占める赤血球の全容積をパーセント表示した値。
貧血等の血液疾患のスクリーニングに用いられる。





問題3.次の説明に該当するのは?

成人T細胞白血病の原因ウイルスに対する抗体を検出。
感染のスクリーニングと確認のための検査。

(1)HVA(ホモバニリン酸)   (2)HTLV-T抗体(ATLA抗体)







」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)HTLV-T抗体(ATLA抗体)


【参考】

(1)HVA(ホモバニリン酸) 

ドーパミンの最終代謝産物。
カテコールアミンの分泌状態を反映して高値を示す。






問題4.次の説明に該当するのは?

胎盤で産生される胎児の育成に関与する蛋白ホルモン。
妊娠管理の重要な指標となり、IUGRや胞状奇胎で低値。


(1)HGF   (2)HPL





」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)HPL(ヒト胎盤性ラクトジェン)


【参考】

(1)HGF(肝細胞増殖因子) 

劇症肝炎患者の血中で増加し、非常に強い肝細胞増殖活性をもつ蛋白。
肝炎劇症化の予知と治療開始の指標として用いられる。




問題5.次の説明に該当するのは?

ヘモグロビンと特異的に結合する糖蛋白質。
溶血で減少し、炎症性疾患で血中に増加。

(1)Hp(ハプトグロビン)  (2)HDL-Cho









」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)Hp(ハプトグロビン)

【参考】

(2)HDL-Cho(HDL-コレステロール)

HDLというリポ蛋白の粒子に含まれるコレステロール。
一般に善玉コレステロールと呼ばれ、低値は動脈硬化の危険因子。



posted by ホーライ at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月11日

次の説明に該当するのは?「代表的な肝機能の指標。」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■4)臨床検査項目
■     
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


問題1.次の説明に該当するのは?

代表的な肝機能の指標。
肝細胞障害で血中に逸脱するが、骨格筋、心筋、赤血球などの破壊でも上昇をみる。


(1)Alb     (2)AST(GOT)







」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)AST(GOT)

【参考】

高値を示す病態

劇症肝炎、ウイルス性肝炎、薬剤性肝障害、アルコール性肝炎、
慢性肝炎(活動型、非活動型)、肝癌 肝硬変、胆汁うっ滞、
閉塞性黄疸(一般に急性・慢性肝炎ではALTがASTを上回り、
肝硬変や肝癌ではASTの方がALTよりも上昇するといわれている)


なお、(1)Alb =アルブミン




問題2.次の説明に該当するのは?

過去1〜2週間の血糖コントロール指標となる糖化蛋白。
共存物質や低蛋白血症の影響を受けにくい。

(1)GA     (2)ALT(GPT)






」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」


(1)GA = グリコアルブミン


【参考】

高値を示す病態 糖尿病(高血糖が持続した症例ほど高値)、甲状腺機能低下症

なお、(2)ALT(GPT)=alanine aminotransferase
肝細胞の破壊に伴い血中に逸脱する酵素。
AST(GOT)よりも肝に特異性が高く、肝炎の病勢指標に用いられる。





問題3.次の説明に該当するのは?

顆粒球産生促進作用があり、好中球機能を高める働きをもつ糖蛋白。
骨髄移植時の治療には薬剤として投与される。

(1)GAT   (2)G-CSF







」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)G-CSF =顆粒球コロニー刺激因子


【参考】

(1)GAT = 癌関連ガラクトース転移酵素

卵巣癌の血中腫瘍マーカー。
CA125等、他の卵巣癌マーカーと比較して陽性率は劣るが癌特異性が高い。






問題4.次の説明に該当するのは?

肝・胆道系障害のスクリーニングに用いられる検査。
肝ミクロゾームでの薬物代謝に関与する酵素で、
胆汁うっ滞や、アルコール性、薬剤性肝障害で上昇する。


(1)HIV抗体    (2)ガンマGTP





」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)ガンマGTP


【参考】

(1)HIV抗体 = human immunodeficiency virus antigen and antibody 

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の抗体





問題5.次の説明に該当するのは?

1型は「口唇ヘルペス」、2型は「性器ヘルペス」として分類。
最近ではSTD(性行為感染症)として重要。

(1)HSV  (2)HBs









」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)HSV  = herpes simplex virus



【参考】

(2)HBs = B型肝炎ウイルス外被の表面抗原


posted by ホーライ at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月08日

主として心房で合成・貯蔵され血中に分泌されるホルモンとは?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4)臨床検査項目     (S274)   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

問題1.次の説明に該当するのは?

主として心房で合成・貯蔵され血中に分泌されるホルモン。

各種心疾患および腎疾患で重症度に並行して高値となる。


(1)hANP(ヒト心房性Na利尿ポリペプチド)     (2)HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)







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   答え
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(1)hANP(ヒト心房性Na利尿ポリペプチド)

【参考】

(2)HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)

胎盤絨毛細胞から分泌される性腺刺激ホルモン。
妊娠の診断や絨毛性疾患の管理などに用いられる。






問題2.次の説明に該当するのは?

糖が非酵素的に結合したヘモグロビン。
糖尿病患者における過去1〜3カ月の長期血糖コントロールの指標。


(1)HbA1C(ヘモグロビンA1C)     (2)Ht(ヘマトクリット)






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   答え
」」」」」」」」」」」」


(1)HbA1C(ヘモグロビンA1C) 


【参考】

(2)Ht(ヘマトクリット)

血液中に占める赤血球の全容積をパーセント表示した値。
貧血等の血液疾患のスクリーニングに用いられる。





問題3.次の説明に該当するのは?

成人T細胞白血病の原因ウイルスに対する抗体を検出。
感染のスクリーニングと確認のための検査。

(1)HVA(ホモバニリン酸)   (2)HTLV-I抗体(ATLA抗体)







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   答え
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(2)HTLV-I抗体(ATLA抗体)


【参考】

(1)HVA(ホモバニリン酸) 

ドーパミンの最終代謝産物。
カテコールアミンの分泌状態を反映して高値を示す。






問題4.次の説明に該当するのは?

胎盤で産生される胎児の育成に関与する蛋白ホルモン。
妊娠管理の重要な指標となり、IUGRや胞状奇胎で低値。


(1)HGF   (2)HPL





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   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)HPL(ヒト胎盤性ラクトジェン)


【参考】

(1)HGF(肝細胞増殖因子) 

劇症肝炎患者の血中で増加し、非常に強い肝細胞増殖活性をもつ蛋白。
肝炎劇症化の予知と治療開始の指標として用いられる。




問題5.次の説明に該当するのは?

ヘモグロビンと特異的に結合する糖蛋白質。
溶血で減少し、炎症性疾患で血中に増加。

(1)Hp(ハプトグロビン)  (2)HDL-Cho









」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)Hp(ハプトグロビン)

【参考】

(2)HDL-Cho(HDL-コレステロール)

HDLというリポ蛋白の粒子に含まれるコレステロール。
一般に善玉コレステロールと呼ばれ、低値は動脈硬化の危険因子。

posted by ホーライ at 08:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月07日

次の説明文に該当する項目は?「肝臓で合成される血中の主たる輸送体蛋白。」

問題1.次の説明文に該当する項目は?

肝臓で合成される血中の主たる輸送体蛋白。
栄養状態の悪化や肝障害の程度を反映して低下する。


(A)アルブミン(Alb)   (B)ALT





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   答え
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(A)アルブミン(Alb) 



【参考】

ALTとはalanine aminotransferase 。
肝細胞の破壊に伴い血中に逸脱する酵素。
AST(GOT)よりも肝に特異性が高く、肝炎の病勢指標に用いられる。




問題2.次の説明文に該当する項目は?

血中のアルブミン(A)とグロブリン総量(G)の比を算出したもの。
重症肝疾患やM蛋白血症で低下、無γ-マグロブリン血症で上昇。


(1)A/G   (2)AST





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   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)A/G 


【参考】

ASTとはasparate aminotransferase 。

代表的な肝機能の指標。
肝細胞障害で血中に逸脱するが、骨格筋、心筋、赤血球などの破壊でも上昇をみる。



posted by ホーライ at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月01日

子宮内膜、子宮筋に対する生物学的活性が最も強いエストロゲンである。

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■4)臨床検査項目     (S254)   
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問題1.次の説明に該当するのは?

代表的な女性ホルモン検査。
子宮内膜、子宮筋に対する生物学的活性が最も強いエストロゲンである。


(1)E2(エストラジオール)      (2)E3(エストリオール)







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   答え
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(1)E2(エストラジオール) 


【参考】

(2)E3(エストリオール)

女性の性腺ホルモン検査。
妊娠が進むにつれて最も顕著に増加するエストロゲンである。胎児胎盤機能を反映。






問題2.次の説明に該当するのは?

血栓を形成するフィブリンの前駆体。
炎症で増加し、高度な肝機能障害、DIC等では減少する。

(1)FSH     (2)FIB






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   答え
」」」」」」」」」」」」


(2)FIB = フィブリノーゲン


【参考】

(1)FSH = 卵胞刺激ホルモン。

下垂体前葉から分泌され、卵巣や精巣を刺激するゴナドトロピン。
女性では年令と性周期で大きく変動。





問題3.次の説明に該当するのは?

甲状腺ホルモンの一種T3の遊離型。

血中T3の大半はほとんどが蛋白と結合し活性を持たないが、
本検査は生物活性を持つ遊離型を定量。

(1)FT3   (2)F-Cho







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   答え
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(1)FT3 =遊離トリヨードサイロニン

【参考】

(2)F-Cho = 遊離コレステロール

総コレステロールと同時測定し、その比を見ることで、
肝実質障害の程度を推定する指標。

LCAT欠損でも上昇。






問題4.次の説明に該当するのは?

貧血の病態把握を行うための基本的な検査。

鉄は赤血球のヘモグロビンを構成する元素で、欠乏すると小球性貧血をきたす。


(1)FA    (2)Fe





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   答え
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(2)Fe = 血清鉄


【参考】

(1)FA = 葉酸 

核酸、アミノ酸代謝に関わる水溶性ビタミン。
欠乏すると巨赤芽球性貧血を引き起こす。





問題5.次の説明に該当するのは?

最も一般的な染色体分染法。
ギムザ染色で染色体を染め分け、異常の有無を解析。

(1)Gバンド分染法  (2)GH









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   答え
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(1)Gバンド分染法 = 血液疾患染色体検査



【参考】

(2)GH = 成長ホルモン

成長促進、蛋白同化、脂肪分解などを行う下垂体前葉ホルモン。
分泌過剰で巨人症や末端肥大症、不足で小人症を発来。
posted by ホーライ at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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